座席車 分割民営化後の改造車

14系TOP -- 座席車 -- 分割民営化後の改造車

■座席車

分割民営化後の改造車

・JR北海道
SL列車用が1999年にSLすずらん号用に用意されました。ぶどう色赤帯に塗色変更されたオハ14 519・526とスハフ14 505の3両で、竣工直後は青20号一色という出で立ちでしたが、出場後3日でぶどう色に赤帯に変更されるというハプニング的事例が発生しています。
青20号での運転は本線試運転の一回のみです。改装当初は室内にドラフト音を流す客室へのBGM用スピーカー、ワイヤレスマイク用回路の設置のみでしたが、1季節終えた後、座席を4人がけボックスシートに改造したほか、ダルマストーブの設置等が行なわれています。
2003年にスハフ14 507を追加で改造しています。
・JR東日本
身体の不自由な方にも旅を楽しんでもらおうという趣旨の元に企画・運転されている旅のプレゼント号用として、当時の尾久客車区に配置されていたオハ14 95にイベントスペースやテレビモニターなどを設置しました。
2003年廃車になりました。
・JR東海
700番台は、1990年、東海旅客鉄道(JR東海)において、12系客車改造のユーロライナーの増結用として、座席車の車内を改装した車両です。ユーロピアとも呼ばれています。
ユーロライナーにあわせ、外板塗色を変更したほか、車内は簡易リクライニングシートから、シートピッチを拡大した背面テーブル付回転リクライニングシートに変更されています。そのため窓割と座席の位置があわない席があります。
オハ14 701-704・スハフ14 701・オハフ15 701の6両が美濃太田車両区に配置されましたが、現在は全車廃車されています。
・JR西日本
1988年200番台をJR西日本が主にシュプール号用を目的に改造しました。その後リゾート白馬号などに用いられたためリゾート&シュプール車とも呼ばれました。
車体塗装の変更の他、車内は種車の簡易リクライニングシートから、背面テーブル付のリクライニングシートを備え、リクライニング角度の大きい座席に改造されました。ユーロピアとは異なり、シートピッチはそのままです。
車端部の1窓(8席)をつぶし、スキー用の大型荷物置場を備えます。
シュプール号運用が減少した近年では臨時快速列車ムーンライト九州などに使用されていましたが、2009年7月10日に全車廃車されました。

分割民営化後の改造車


HOME | 寝台車 | 座席車 | サイトマップ