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■かつて世界の鉄道で事故が多発した理由

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世界の鉄道では事故は古くからあります。世界で初めて旅客鉄道が開通したその日に起きているほどです。鉄道は、現代では安全な乗り物として認識されています。しかしそれは、これまで世界の鉄道において事故の教訓が積み重ねられ、次の列車の設計や鉄道運行のノウハウに生かされてきたからです。

鉄道では、列車は線路の上しか動くことができません。そのため、線路上に障害物があると、避けることができずにその障害物にぶつかっていってしまいます。ブレーキをかけて止まるにも、鉄道は車輪もレールも鉄でできているために、ゴムタイヤを履いた自動車がアスファルトの上を走る場合に比べると、どうしてもブレーキ能力は低いもののなってしまい、ブレーキが間に合わないことが多々あったのです。

そして、鉄道は何両もの車体が連なって列車となって運行するために、その運動エネルギーは自動車とは比較にならないほど大きいものです。高速になればなるほど、運動エネルギーも大きくなり、止まりにくくなるとともに衝突時の被害も大きくなります。
このような経験があったからこそ、現代の世界の鉄道では、様々な機器を駆使して、列車の運転に対しては安全となるように設計されています。




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