寝台車 国鉄分割民営化後の状況

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■寝台車

国鉄分割民営化後の状況

・JR北海道
北海道旅客鉄道(JR北海道)へは、オハネ14形500番台17両とスハネフ14形500番台8両の計25両が承継されました。北斗星3・4号の定期列車化にともない、オハネ14形が24系への改造種車とされて減少し、残存車も夜行列車の気動車置き換えにともない、気動車との併結改造が行なわれていましたが、道内発着の夜行列車が2008年(平成20年)8月31日出発の特急まりもの臨時運転をもって廃止となり、オリジナルの14系寝台車の運用は消滅しました。
2010年3月時点で運用されているのは、急行はまなす用の24系改造編入車2両のみです。
・JR東日本
東日本旅客鉄道(JR東日本)へは、さくら・みずほ、北陸、能登用の計69両が引き継がれました。みずほの廃止と、さくらの移管、能登の電車化により余剰車が廃止され、北陸用のみが運用されていましたが、2010年3月の列車廃止にともない、運用が消滅しました。
・JR西日本
西日本旅客鉄道(JR西日本)へは、97両が引き継がれました。民営化時点の運用は、ちくま、だいせん、あかつき、彗星、出雲2・3号があり、特急列車用へはアコモデーション改良もなされましたが、2008年のあかつき・彗星廃止により定期運用が消滅しました。2009年4月時点で、本系列出自の車両としては、あすかとトワイライトエクスプレスに各1両残るのみです。
・JR九州
九州旅客鉄道(JR九州)へは、さくら、みずほ用に49両が継承されました。両列車の廃止後は、富士、はやぶさ用となりましたが、初期の14形が多かったため、随時24系25形から改造補充されました。2009年の富士・はやぶさ廃止により定期運用を失いましたが、九州内での臨時列車に使用されています。

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